虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2ndライブを両日オンライン参戦して…

 

前提として、異論は全て認めます。その上で、僕の感じたことや気持ちを読んで頂ければと思います。

 

 

 

 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の2ndライブを両日ともオンラインで参戦して、とっても楽しく全力で彼女たちを応援してました。オンラインという環境でもとっても素晴らしいライブで、すっごく楽しすぎたのですが…2日目最後の彼女たちの感想を聞いて、ある光景と今回のライブが自分の中で重なって……

 

 

 

 それは、ラブライブ!1期で描かれていた「ファーストライブ」

 

 

 

 主人公とその幼馴染で結成されたグループで始めて迎えるライブで、毎日彼女たちなりの厳しい練習を行い、新入生歓迎会での披露当日まで宣伝もしての開催。しかし…

 

 観客は0人。誰も居なかった。

 

 諦めかけた時に1人やってきて、また1人、また1人と増えていったが、それは後の同じメンバーしかおらず、実際には観客は0人。僕の中では、あのシーンはそのように解釈しています。その為の前提なんです…

 

で、ここまでの話を読んで「それで、それで?」という感じかなぁと思います。それを、ここから長々と書いていきます。自分でもどれぐらい書くか分からないですが、お付き合いいただければと思います。

 

 

 

 

 

 

 ラブライブの作中で描かれた「ファーストライブ」は観客が0人。そして、今回開催された虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の2ndライブも、現地の観客は0人。

 

画面の向こうには、何百万人、何千万人、それ以上の観客がいたが、現地にいた観客は0人。

 

現地にはキャストやスタッフなど、数多くの人々はいるかと思いますが、僕たちのように純粋にライブだけを真っ直ぐに観に来た『観客』は0人。

 

 

 

 ライブを現地で参戦するのを楽しみにしていたのは、『観客』である僕たちとキャストやスタッフの方々であり、その思いは皆同じぐらい強いと思う。だからこそ、あの時の発表にはそれぞれ気持ちが凄く落ち込んだと思う……だけど、彼女たちはそれ以上に辛かったのかもしれない………だって………………

 

 2ndライブは、客席の間隔を開けつつも僕たち『観客』を入れての開催で進めていた。それは、Twitterなどでの公式からの告知であったので皆もそのつもりでいた。彼女たちもそのつもりで、毎日新曲の練習をしていたのだろう…と。

 

しかし、虹ヶ咲よりも先の日程で行うことが発表されたAqoursは、無観客オンラインでのライブ開催が決定。この発表は、虹ヶ咲が告知したよりも少し経ってからのだった。その後Aqoursは、今年の開催を全て中止し来年に延期することを発表した。

 

 この流れを受けるように、虹ヶ咲も無観客での開催に変更がされた。この発表がされた時、僕自身は悔しい反面こればかりは仕方がないと割り切って、オンラインでも全力で応援しようと決めた。だけど、彼女たちは違っていたのだろう……

 

 そして遂に迎えた「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会2ndライブ」当日。普段とは全く異なり、僕は自宅のパソコンから参戦することになった。それでも、開演時間が近づくにつれて緊張はいつものように上がっていった。まだか、まだかと。

 

 一瞬画面が暗くなったと思ったら、流れてきた音楽。そして、パッと映し出された映像。そこには、彼女たちがいた。本当に始まった!すぐに全力で彼女たちを画面越しに応援した。やっぱりライブは不思議で、自宅にいてもあっという間に時間が過ぎていて、1日目の昼公演が終わり、夜公演が終わり…そして、気づけばもう2日目も終わりかけていて……

 

今回のライブもとっても良かったなぁ…そんな気持ちでいたが、最後の彼女たちそれぞれの感想や気持ちを聞いて、それまでの感情がブワっと一気に変わって……

 

 

 

 1日目と2日目それぞれ、聴いたり見たりして所々(勝手に)心配になるところがあって、それでも彼女たちは最後まで歌って踊っていた。だから僕も、全力で彼女たちを応援し続けた。いくつもの困難を、公演中に乗り越えていって…そう、僕は思っていた。

 

 だけど、2日目の最後に感想をそれぞれ話すところで、僕の中では泣かないイメージが強かった指出さんが涙を流して…そんな中、拙いながらに伝えて下さった思いを聞いて、これまで自分が全く考えもしてなかった彼女たちの気持ちにようやく気づいて……

 

 無観客での開催が決まるまで、彼女たちはお客さんが入るという気持ちでこれまで以上のパフォーマンスを、会場に来てくれた皆に見せようと一生懸命に練習をしていた…そんな中で伝えられた無観客での開催。僕たちには計り知れないほどの、悔しさと悲しさとやるせなさと…沢山の感情に押し潰されていたのだろう……

 

 そんな中にありながら、無観客ではあるが引き続き開催されることは決定している。その為、当然ながら練習も継続して行いライブに向けて前を向こうと。それでも、僕たちには知りえない気持ちを抱えながらライブに向けて…前へ……

 

 迎えれる訳なかった。だって、彼女たちも1人の人間で様々な感情をそれぞれの中に持っている。僕たちから見たら泣かなくて強いイメージがあっても、それはこちらの勝手なイメージなだけ。彼女たちにもそんなイメージがあった、指出さんや鬼頭さんが感想を話している時に涙を流して…

 

 僕たちが思っていた以上に、僕たち1人1人の歓声や応援などは彼女たちの心の大きな支えで、それがあったから安心してパフォーマンスをできた。安心して歌ったり踊ったりすることができた。皆と一緒に盛り上がれた。それが今回は無かった。

 

 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会はこれまで、野外→品川ステラボール→武蔵野の森→埼玉スーパーアリーナと、会場や観客の規模がどんどんと大きくなっていた。その分、歓声や応援も大きくなっていく。これを全身で浴びてきたからこそ、今回は……

 

 僕たちには到底知ることのできないプレッシャーと緊張に押し潰されて、普段は見せない失敗が今回は所々あって。何も分からないし何もしていない人間が生意気に言うな、という事は重々承知の上で書いています。だけれども、やっぱり今回は少しだけあって。それは多分、これまで感じれていた声が光景が無かったから。

 

 彼女たちの思いをそれぞれ聞く度に、何か自分の心が苦しくなって。こんなに辛い思いをしてまで、僕たちのことを応援する為にライブを予定通り開催して…そして、最後まで歌い踊りきって……

 

 

 

 2日目の最後に、来年3rdライブが開催されることが発表されました。詳しい場所や日時などは、後日改めて伝えることで。これは、この様な先行き不透明な状況だからだからだと思います。だけどその発表は、『観客』を入れてライブができる確信がある程度できてからにして欲しいです。僕個人としては、今回のライブを通してそう強く思いました。

 

 これ以上、彼女たちが複雑な気持ちのままライブを迎えて欲しくない。僕も精一杯、彼女たちに全力の大きな声で応援がしたい。これから先、嬉しいとかの感情以外で涙を流して欲しくない。いつになるかは分からないけど、お互いの全力をぶつけ合ったライブに参戦したい。これが今の、僕の気持ちです。